- Home
- ひらやま徒然日記
- わかりやすい税金のおはなし
- 修繕費か資産計上か?
ブログ
9.32018
修繕費か資産計上か?

 建物に補強工事を行ったり、土砂崩れを防ぐための防ぐための土留めを行ったりするケースでは、対象となる資産がすでに自然災害でダメージを負っているかどうかで判断が変わります。
例えば大阪北部地震で被災した建物について、余震による二次被害を抑えるために補強工事を行うケースでは、『修繕費』に当たります。
こうした工事にかかったコストは、被災前の機能を維持するための費用とみなされるからです。
 
しかし、豪雨被害を受けて「うちにも同じような災害が来たら危ない」と思い立ち、現時点では被害を受けていない資産について同じ補強工事を行うと、それは原状より価値を高めるための費用として『資本的支出』に該当します。
工事内容に基づき、費用は長年をかけて減価償却していくことになるわけです。もっとも、これは被災した資産も同様で、例えば復旧工事のついでに今までなかったエレベーターを設置するようなケースでは、価値を高めるための工事として『資本的支出』になります。
要するに大前提として、「原状回復は『修繕費』、機能の追加は『資本的支出』」と覚えておけばよいでしょう。
 
本日はこのあたりで。
建物に補強工事を行ったり、土砂崩れを防ぐための防ぐための土留めを行ったりするケースでは、対象となる資産がすでに自然災害でダメージを負っているかどうかで判断が変わります。
例えば大阪北部地震で被災した建物について、余震による二次被害を抑えるために補強工事を行うケースでは、『修繕費』に当たります。
こうした工事にかかったコストは、被災前の機能を維持するための費用とみなされるからです。
 
しかし、豪雨被害を受けて「うちにも同じような災害が来たら危ない」と思い立ち、現時点では被害を受けていない資産について同じ補強工事を行うと、それは原状より価値を高めるための費用として『資本的支出』に該当します。
工事内容に基づき、費用は長年をかけて減価償却していくことになるわけです。もっとも、これは被災した資産も同様で、例えば復旧工事のついでに今までなかったエレベーターを設置するようなケースでは、価値を高めるための工事として『資本的支出』になります。
要するに大前提として、「原状回復は『修繕費』、機能の追加は『資本的支出』」と覚えておけばよいでしょう。
 
本日はこのあたりで。
     













